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アルバムいい話コンテスト

第3回「いい話」コンテスト開催!
2018年9月25日までエピソード受付中! >

アルバムをつくることで得られる感動、見返すことで新しい発見があります。
アルバムがあったからこそ生まれた「いい話」をご紹介します。

この度は「アルバムいい話コンテスト」に、たくさんのご応募を頂き誠にありがとうございました。
頂いたエピソードを読むと、アルバムに思い出を残し、振り返ることの大切さを改めて感じられました。

今回は「アルバムがあったからこそ」生れたエピソードだったかを中心に審査を行いました。
残念ながら、本コンテストを代表するグランプリに該当する作品はありませんでしたが、優秀賞5作品を選出しております。
優秀賞作品に登場するアルバムは、それぞれ特徴的なアルバムの力が表されるエピソードとなっています。

アルバムがあったからこそ生まれた、感動の詰まったエピソードをお読みください。

アルバムの日記念ムービー『アルバムでつながる家族の絆』

12月5日「アルバムの日」を記念して、"いい話"コンテスト受賞エピソード「繋ぐもの」を題材に

したショートムービーを作成しました。

アルバムをつくることの役割とその大切さを、ひとつの家族のアルバムを通して描いています。

きっとあなたも自分のアルバムを見返したり、家族のアルバムをつくりたいなと思えるはず。

アルバムによって生まれた家族の絆をあなたも感じてください。

題材エピソード「繋ぐもの」はこちら

昔から我が家ではアルバムがすぐに開ける場所にあった。
絵本のようにして開いては、母と父がまだ幼い私と姉に「これが結婚する前のお母さん、お父さん」といったように、家族の歴史を写真を眺めながらよく語ってくれたものだった。 でも成長していくうちにいつの間にかアルバムをゆっくり開く時間もなくなり。 高校時代はグレてしまってろくに家にも帰らず、そのまま進学で18歳で上京。 アルバムをじっくり開けたのはいつだったかさえもよく分からなくなっていた。
あんなにグレていた私も真面目に働いて、30歳を目前に結婚が決まり。私は夫と共に久々に実家へ帰省した。 父と母は喜んで私たちを迎えてくれ、沢山のご馳走を振舞った後、懐かしい物を取り出してきた。 昔よく眺めていたアルバムだった。
懐かしいな…と眺めていると、アルバムの間に何かが挟まっていた。 私が描いた自画像だった。
「あれ、これ…」 高校生の時グレた私を思い切り叱った父と母。 それが愛情だと分からなかった私は、居間に飾ってあった自分の自画像をびりびりに割いて捨てたのだった。 あの時捨てたはずの自画像なのに、それはパズルのピースのように組み合わされて、テープで丁寧に止めて修復されていた。 「お父さんが直して保管してたんだよ」 涙をこらえる私に母がそうそっと教えてくれた。 それを見て父が照れくさそうに笑った。 あの時バラバラになった家族の絆をアルバムは一瞬でまた繋いでくれたのだった。
お父さん、お母さん、私も素敵なアルバムが作れる家庭を築けるよう頑張るね。

Hiroko.K さん


審査員コメント

子どもの成長に連れて変化していく家族の絆が、アルバムによって蘇る情景に感動しました。
写真や、本エピソードの様に自画像などの想い出の品は手に取って眺める"アナログ"なもの。 データで残すだけでは決して得る事の出来ない感動を、アルバムがもたらしている素敵なエピソードです。

「せめてお兄ちゃんぐらいは呼んだらどう?たった一人の兄なんだし」
結婚式は親戚も友人も呼ばずに親だけ呼ぶと言った私に、母は不満顔だった。 もう決めた事だからと不愛想に突っぱね、淡々と引っ越し準備を続ける。 気も合わず不仲で、ここ数年は疎遠の兄を呼ぶつもりは毛頭なかった。
「アルバムも持っていけ」
居間に父が現れ、一冊のアルバムを私に差し出す。 カメラが趣味の父は、昔からずっと鬱陶しいくらい家族写真も撮り続けている。 だから、我が家には沢山のアルバムがある。
「いいよ、部屋狭いし、置くとこもないし…」
私が渋っていると、父はパラパラっとアルバムをめくり、一枚の写真を指差す。
「ゆかり、これ、覚えているか?」
あっと、息を呑んで、その写真を凝視した。 赤いリボンを胸に付けた涙目の体操服姿の私。 その隣で、ツンっとすました顔の兄。 赤いリボンは、一位の証。 …これは確か、私が4年生で、兄が六年生の時だ。 運動会の徒競走で、隣の子とほぼ同時ゴールだった。 半泣きになりながら審議の結果を待ち、神様お願いと、心の中で必死に祈っていると、突然、叫び声が響いた。
「ゆかりの方が早かった!一位はゆかりだ!」
審議中の先生の輪の中へ、なんと兄が乱入したのだ。 …その結果かどうかは不明だが、私は一位と判定された。 …そういえば、こんなこともあったっけ。 複雑な感情が込み上げ、心を揺さぶる。 赤いリボンを見つめながら、ぶっきら棒に呟いた。
「別に、呼んでもいいけど……お兄ちゃんも」

星野 有加里 さん


審査員コメント

忘れてしまっていた出来事も、見返すことで鮮やかに蘇る。そんなアルバムの役割が見事に発揮されることで、妹が兄への認識を改めた素敵なエピソードです。
お父さんは兄への気持ちを改めるそぶりを見せない妹を説得するのではなく、アルバムを見せることで心を揺さぶりました。 きっと、アルバムを見れば当時の気持ちを思い出すだろうと分かっていたのでしょうね。

結婚の決め手はアルバムだった。 彼の家に遊びに行ったときに見せてもらった子ども時代のたくさんの写真、お母さんの明るいコメントが添えてある。 当時は携帯もデジカメもなく、写真は貴重だった。 一枚一枚に「家族」を感じて、写真が趣味で普段からカメラを持ち歩いている彼の原点を見た気がした。 アルバムを開くと寡黙な彼がしゃべり出す。 その話から家族仲の良さを感じて温かい気持ちになり、彼となら素敵な家庭を築けると思った。 今思えば、最初の「アルバム力」だ。 間もなくして、彼からプロポーズされた。
「家族のアルバムをいっぱい作ろう」
あれから十五年。 以前、仕事ばかりで家庭を顧みない彼に堪忍袋の緒が切れたことがあった。 そのとき、最新のアルバムが曲がっているのに気づいて手に取ると、写真が増えていた。 テレビを見ている私を後ろから撮った一枚。 横には「妻不機嫌、原因はボク」という彼のコメント。 ハッとした。彼は私のことを十分気にかけてくれている。 アピール下手な分、私が気づけていないだけなのだと。 しばらく昔の写真をたどった。
「今晩は彼が好きな煮込みでも作ろうかな」
アルバムをしまう頃には、気持ちはすっかりリセット。 これも「アルバム力」か。 先日、友人に聞かれた。
「結婚して正解だったと思う?」
彼の顔とアルバムが頭に浮かんだ。 彼との歴史が走馬灯のように流れ、私はうなずいた。

どんぐりころ代 さん


審査員コメント

アルバムには口に出せない"想い"を伝える効果もあるのかと気づかされたたエピソードです。 旦那さんがこっそりつくっていたアルバムに気が付いた時の感動は、何物にも代えがたいのではないでしょうか。
ご夫婦のアルバムを見せてくださいとお願いした所、快く画像をご提供頂けました。仲の良さが伝わる素敵なアルバムです。 これからもつくり続けて欲しいですね。

このごろ物忘れが酷くなった、と祖母は言います。 それでも、何かきっかけがあれば思い出せるから、少し待っていてほしい、とも言います。 アルバムはそんな祖母の、「きっかけ」の詰め合わせなのです。
祖母のアルバムに詰まっているのは、旅行などの特別な日の写真ばかりではありません。 ベランダに咲いた花の写真、友人からの絵はがきや、お料理のレシピの切り抜き、日常の何気ない出来事を記した、日記までもが入っています。 祖母はアルバムを見て、「ああ思い出した。この時はね……」と語り始めます。 その語りの長いこと。 どうやらアルバムは、祖母の記憶のみならず、アルバムを作った時の気持ち、写真や文字に込められた想い、祖母の感情や若さまで、蘇らせるようなのです。 アルバムをきっかけに、思い出が思い出を呼び、祖母のおしゃべりは止まりません。
「大切な思い出は、きちんと『ばっくあっぷ』しておかないとね」
そんな言葉まであやつる祖母は、まだまだ老いとは無縁なようです。

うずら さん


審査員コメント

アルバムをつくり続けることは自らの歴史・足跡を記録していくことになります。 ご提供頂いたアルバムには、写真や地図、チケット、手紙、新聞の切り抜き、レシピ、CDなど様々なものが保存されていました。
まさにアルバムは思い出の"バックアップ装置"。つくること、見返すことで思い出を残し、いつでも呼び出せる様になるのです。

私は、42歳の今は3児の母です。 夫とは20代の頃に出会いました。 最近、母がやってきて私の小さい頃のアルバムを持ってきました。 最初はひとりで見ていたのですが、途中から子供と夫が一緒に見始めました。
夫がいきなり声を上げて、びっくりした様子である写真を指さしたのです。 そのアルバムの写真は、私が砂場でピースしてる写真でした。 なんとそこに滑り台に、滑っている夫が写っていたのです。 まさに奇跡だと思いました。何十年も前から私たちは会ってたんです。
アルバムを見返すと新たな発見があるかもしれません。 私も子供の写真を撮りためていたので、これからアルバムにして、いつか子供が見返す時に色んなことを思い出してくれると嬉しいと思っています。
アルバムが起こした奇跡の話でした。

くーこ さん


審査員コメント

とにかく審査員一同驚かされました! アルバムをつくり、保管し続けていなかったら永遠に気づかないままだったのではないでしょうか。
あなたのアルバムにも素敵な奇跡が眠っているかもしれません。是非、家族でアルバムを見返してみて欲しいと思います。

募集要項 テーマ

アルバムをつくっていたからこそ生まれた心温まる話、感動する話、笑える話などを募集します。
アルバムの持つ力・良さが伝わるエピソードを審査・選出します。

規約
テーマ アルバムにまつわる「いい話」
募集要項 アルバムをつくっていたからこそ生まれた心温まる話、感動する話、笑える話などを募集します。アルバムの持つ力・良さが伝わるエピソードを審査・選出します。
賞および副賞

グランプリ…1名(副賞5万円)

※「該当作品なし」となる場合があります。

優秀賞を増設しました!(副賞QUOカード1,000円分)

応募資格 プロ、アマ、国籍、性別、年齢に関係なくどなたでもご応募できます。
※副賞の振込・発送は国内のみとさせていただきます
応募点数 制限なし
日程 募集期間:2016年7月14日(木)~9月5日(月)までの約1ヵ月半
※たくさんのご応募ありがとうございました!
結果発表:2016年10月13日(木)
応募方法 WEB上の専用フォームから「題名」「エピソード」を投稿してください。
「題名」は最大100文字以内、「エピソード」は200~600文字程度で受付けます。
審査 ナカバヤシ社員による審査
応募規約
「アルバムいい話コンテスト」(以下「本コンテスト」)は、アルバムにまつわる「いい話」と関連する写真を投稿して頂く、ナカバヤシ株式会社(以下「弊社」)が主催するコンテストです。
「いい話」とは、アルバムをつくっていたからこそ生まれた心温まる話、感動する話、笑える話などを集め、アルバムの持つ力・良さが伝わるエピソードとします。
応募作品は弊社が提供する本コンテストに関連したサービス上で公開されます。
応募時のご注意
応募内容について、著作権や肖像権などの権利関係に侵害などが生じないよう応募者本人の責任においてご確認ください。人物・肖像・商標・著作物等の写りこみについて応募者本人の責任においてご確認の上、必要な場合は権利処理を行ってください。
応募作品に関して第三者との間に紛争等が生じた場合には、当社では一切関与せず、その責任・解決は全て応募者に帰属するものとします。
応募作品は、オリジナル未発表のものに限ります。
掲載の可否、審査状況・結果に関するお問合せにはお答えいたしかねます。
応募者は、応募の時点で本規約に同意したものとします。
本規約は予告なく変更されることがあります。本規約が変更された場合は、変更後の内容が直ちに適用されます。
特に取り決めのない事項については、弊社の判断により決定します。
掲載と結果発表について
応募作品(投稿文章)の著作権は応募者本人に帰属致しますが、当社は応募作品について、当社運営のHPやECサイト、広報媒体、広告宣伝媒体、販売促進ツール等様々な媒体にて公開させていただく場合がございます。
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当社は全ての応募作品について、掲載の際に作品の一部の修正または、改変できるものとします。

賞品の発送先は日本国内のみに限ります。宛先不明等の理由により賞品をお届けできない場合は、賞品を受領する権利を取消させていただく場合があります。
配送途中に生じた事故や過失に関して、当社は一切責任を負わないものとします。
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本コンテストに関して、応募者様よりいただいた情報は、作品及びコメントの収集管理、入賞者の選考、入賞者への連絡および、ナカバヤシ株式会社のホームページやECサイト上の掲載に際してのみに利用いたします。 情報はプライバシーポリシーに基づき、万全の管理を行います。 お預かりした個人情報の取り扱いに関しましては、ナカバヤシ株式会社ホームページ内の『個人情報の保護について』に記載されておりますのでご参照ください。

2017年開催 第2回コンテストの結果はこちら

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