1歳の男の子を育てるママのlotusさん。通販・コミュニティサイト「minne」でオリジナルのアルバムシールを販売するハンドメイド作家でもあります。
lotusさんのシールは、こどものアルバムにピッタリと家事育児に忙しいママたちから大人気。
「シールのデザインが浮かぶのは、こどもの写真を撮っている時」と言うlotusさん。
こどもの写真・アルバムにピッタリなオリジナルシールを紹介してもらいました。
―もともとアルバムづくりはお好きだったんですか?
写真を撮ることは好きでしたが、定期的に整理するわけではありませんでした。
結婚をきっかけに、夫と出会ったころからの写真をアルバムに整理するようになりました。
コツコツとつくり続けるうちに、今では子どものアルバムも合わせてvol.26まで進んでいます。
もともとシールとマスキングテープが好きで、それまで集めたものを使ってアルバムをデコレーションしていました。
特にシールは子どもの頃からずーっと捨てずにとっていましたので、数はたくさん持っています。
少女漫画雑誌の付録シールも取ってあるので、今も使うタイミングをうかがっています笑
―シールをつくりはじめたきっかけは?
手元にあるものと100円ショップで買い足したものを使っていたのですが、こどものアルバムにピッタリ合うものって無いなと気づいたのがきっかけです。
「ここにはこういうコメントを書きたいな」「こういう絵を添えたら可愛いだろうな」とイメージする内に、手描きのイラストを添えはじめました。
それでも、毎回イラストを書くのは大変だと気が付き、夫にも協力してもらい家のプリンタでスキャンしてシール用紙に印刷するようになりました。
自分用に作ったシールでしたが、私以外にも同じ悩みを持ったママがいるかもと思いminneで販売をはじめた所、たくさんの反響があって驚きました。
そこから自分のアルバムづくりと並行してシールづくりも本格的に行う様になりました。
―lotusさんの「アルバムシール」について教えてください!
現在は9種類のシールをつくって販売しています。
イラストは私自身の経験や感じたこと、子どもが成長する中で親が得る一般的な発見や感動を形にしています。
また、私自身こどものアルバムには出来る限りコメントを添えたいと思っているので、ふきだしやコメント・フレーム型もこだわりです。
最新作(取材時)のナンバーは月齢で子どもの成長を記録したい時にオススメですね。
私は部屋に月齢ごとにプリントした子どもの写真と合わせて貼っています。
次のシールのアイディアもあるのですが、家事育児の合い間でのシールづくりですので、マイペースにやっています。
lotusさん「アルバムシール」ラインナップ
妊娠から出産までをテーマにした「エコー」 出産から1歳までの「ベビー」幼稚園・保育園の行事を中心にした「キッズ」
など子どもの成長段階毎にシールが分けられています。
こどものアルバムにはコメントを残してあげたいと、ふきだし・フレーム型も用意。番外編の「7.カップル」も夫婦の思い出を残すのに良いですね。
ふきだし |
コメント |
フレーム |
カップル |
ナンバー |
ベビーふきだし |
― 購入者はやはりママさんが多いですか?
そうですね。主に新人ママさんが多いですが、時にはご家族の方やお友達の方がプレゼントとして購入したいという声もいただきます。
販売する様になって、私を含め、ママたちはアルバムづくりに悩んでいることが一層感じられました。
主婦業の合間にやっているのであまり大量にはつくれませんが、皆さんのリクエストもヒントに、商品のバリエーションを増やしていっています。
エコーアルバムシールについては、minneでリクエストをいただいたことがきっかけです。
私自身も妊娠期の写真・エコー写真はフォトブックにしていましたが、つくってそのままになっていました。
確かに胎動や初めての4Dエコーなど、お腹の中に赤ちゃんがいる時の感動や喜びは細かく残したいもの。
自分の経験を振り返って、重要なイベントに合う内容にしました。
デザインもカラフルなアルバムシールのおかげでアルバムが楽しそうに見えると好評をいただいています。
―シールのアイデアはどんな時に浮かびますか?
普段の生活の中はもちろん、子どもの写真を撮っている時は特別ですね。
私は写真を撮る時「こんなコメントと一緒にアルバムに載せたいな」と考えながらシャッターを切っています。
うちの子どもはまだ1歳なので、キッズのシールは「将来、こんなことができるようになるんだな」、「早くこんな姿を見たいな」と想像をふくらませながら描きました。
ただ可愛いだけのシールはたくさん市販されていますので、私の経験を基本にして子どもの写真に合うデザインを心がけています。
lotusさん「アルバムシール」の魅力
実際の出産・育児の経験をテーマにしているから、こどものアルバムにピッタリ!
▲
「あたま」「背骨が見える!」などエコー写真を見た時の喜びがそのままシールになっています。 |
▲
「戌の日」「安産祈願」シールは妊娠期ならでは。 ※戌の日:妊娠5ヶ月目のはじめての戌の日に安産を願ってお参りすること | |
▲
「離乳食スタート!」「初節句」「鯉のぼりとあかちゃん」写真とシールのイメージがピッタリ! このシールを使うことがアルバムづくりのモチベーションになっているファンの方もいるそう。 |
―シールのデザイン自体にはどんなこだわりがありますか?
こどものアルバムに使うものなので、優しい・温かい雰囲気になる様にと考えています。
色塗りはク―ピーですることが私のこだわりですね。何種類か色鉛筆を使ってみたのですが、柔らかいニュアンスを出すにはクーピーがぴったりでした。
このクーピーの質感が表現できるようにシール用紙も何種類か試しました。
真っ白な紙だと冷たい印象になってしまうので、少しくすんだ感じの今の用紙なら手描きの温かさも伝わると思っています。
― これからアルバムをつくる人、アルバムづくりに悩んでいる人にメッセージをお願いします。
私も心掛けていることなのですが、1ヶ月に一度は写真をプリントするなどルール・習慣をつくりましょう。 全部ではなく、コメントを添えられるものを選ぶのが写真選びのポイント。 手を加えすぎるとゴールが見えず続かなくなってしまうのでポケットアルバムで気軽につくるのが私のオススメです。 簡単なコメントに加えて、シールなどで写真を彩ればアルバムを開くのが楽しみになります。 これからも私はいろんなシールを展開したいと思っています。 皆さんのアルバムを彩るものの一つに私の作品を役立ててもらえたら嬉しいですね。
―lotusさんにとってのアルバムを、ひとことで言うと?
「日常」を残すものですね。 私は子どもが将来、大きくなってアルバムを開いた時、楽しいと思えるアルバムをつくりたいと考えています。 日常を写真で切り取り、コメントを添えることで、いかに親が子どもの誕生、成長を喜んでいたかを伝えるのがアルバムの役目だと思います。 今後、子どもが幼稚園に入園、小学校に入学…と成長していく中で、感じたことを自分のアルバムとシールで残していきたいですね。
主婦として、1歳児のママとして生活する傍ら、シールづくりに励むlotusさん。 育児中のアルバムづくりをきっかけに、得意だったイラストでシールづくりをスタート。 ハンドメイド作品の通販・コミュニティサイト「minne」では、子育てにマッチしたデザインで気軽にアルバムをつくれると、 注文が来ない日はないほどの人気商品に。今後の展開に乞うご期待!