インターネット上でアルバムを編集・注文できる「フォトブックサービス」。その手軽さが人気ですが、「一度つくったらおしまい」、「写真しか保存できない」といった欠点もありました。6月30日にリニューアルした、「FUERU」のフォトブックサービスは、ページの追加・差し替えOK! 写真以外の思い出の保存もOK!の、まったく新しいサービス。「時間はかけられないけど、こだわりのアルバムを作りたい」、そんなあなたにぴったりの「FUERU」フォトブックサービスで、アルバムづくりをもっと楽しく便利にしちゃいましょう。
― 「FUERU」フォトブックサービスの、リニューアルのきっかけやコンセプトを教えてください。
8年前にスタートしたこれまでの「FUERU」フォトブックは、実は「増えないフォトブック」だったんです。シートを後から追加できる「フォトバインダー」タイプのものはあったのですが、基本的には1冊完結のサービスでした。ナカバヤシの強みである「フエルアルバム」を「フォトブックサービス」にも生かしたいという私たちの思いと、「後からもらった写真を追加したい」「子どもの描いた絵や旅行のチケット、パンフレットなども写真と一緒に保管したい」「時間がある時は、デコレーションやコメントにもこだわりたい」といったお客さまからの声。この二つに応えるために、手軽な「フォトブックサービス」と、ページの追加が可能で、付属商品のバリエーションも豊富な「フエルアルバム」のメリットを合わせた、新しいアルバムをご提案できないかと考えたのが、「FUERU」のフォトブックサービスです。
― サービスは大きく二つに分かれているんですね。
一人ひとりのライフスタイルが異なるように、写真の残し方も人それぞれだと思うんです。「せっかくアルバムをつくるなら、じっくりこだわってつくりたい」という人には、専用の編集ソフトを使って自由にレイアウトやデコレーションを楽しめる「フエルフォトブック」を。「撮り溜めた写真を、とにかく簡単にキレイに残したい」という人には、手軽さとシンプルさを追求した「ポケットフォトブック」。ニーズに合わせて二つのサービスをご用意しました。
「FUERU」の新しいフォトブック
フエルフォトブック | ポケットフォトブック |
専用ソフトをダウンロードしてつくるから、とことんこだわれるフエルフォトブック。 直感的な操作でコメントやレイアウト、デコレーション、写真の加工も自由自在です。 とっておきの一冊をつくってみては? | ポケットフォトブックのつくりかたは、いたってかんたん。 ソフトのダウンロード不要。 Webソフトに写真データを流し込むだけで、1ページ8枚のシンプルでかわいいフォトブックができあがります。 |
― まずは「フエルフォトブック」について教えてください。
「フエルフォトブック」は、従来の1冊完結型の「ハードカバー」、「ソフトカバー」タイプのほか、シートを増やせる「バインダー式」、そして今回、新たに「ビス式」をリリースしました。この「ビス式」タイプは、ナカバヤシのロングセラー商品である「フエルアルバム」同様に、後からシートを増やすことができます。「フエルフォトブック」シリーズ最大の特長は、これまでのフォトブックサービスにはない、レイアウト、デコレーションの自由さです。専用ソフトをダウンロードして、1枚のシートに載せる写真の枚数や配置を選べるのはもちろん、丸く切り抜いたり、縁をつけたりといった写真の加工もOK。背景の色・柄、シールやスタンプといったデコレーション素材が豊富に揃うほか、スキャンした文字やイラストなど、手持ちの素材を使うことも可能です。用意された背景や装飾用の素材を画面にドラッグするだけなので、パソコンに詳しくない方でも簡単に編集できますよ。
― 「フエルフォトブック」と「フエルアルバム」を同じ仕様にしたメリットとは?
大きく2つのメリットがあります。ひとつはページの追加や差し替えが自由に出来るようになったこと、もうひとつは「フエルアルバム」用のオプション商品が「フエルフォトブック」でも使えるようになったことです。このオプション商品を自由に組み合わせて、一人ひとりに合ったアルバムづくりをしてもらいたいと思っています。
例えば、印刷した写真も「フエルフォトブック」に入れたいなと思った時は、既存の「100年台紙」などの台紙シリーズがそのまま使えます。
私が特におすすめしたいのが「ワンポケット台紙」と「ヒンジくん」という、どちらも写真以外の思い出を保存するのに特化した商品です。お子さんの描いた落書きや旅先のパンフレット、チケットなど、写真以外の思い出をポケットに入れたり、台紙に貼り付けることでアルバムにまとめて保存することができます。
アルバムって写真を整理するだけのものと思われがちなんですが、思い出を残そうとすると写真以外のものたくさんリンクすると思うんですよね。 アルバムは長く大切に残していくものですし、写真以外の思い出も残したいというお声を受けて最近開発しました。
また「イヤーインデックス」「想い出新聞」というその年のニュースやトレンド、流行語をまとめた情報シート型の商品もあります。
ひとそれぞれに色々な思い出の形があって、その数だけアルバムがある。 多彩なニーズに応えるアルバムの形を提案していくことが、私たちの使命だと思っています。
― アルバム本体には、どういった特長があるのでしょうか?
サイズはLサイズとデミサイズの2種。それぞれに布クロス表紙6カラー(アイボリー、コゲチャ、カナリアイエロー、コバルトグリーン、コバルトブルー、レッドオレンジ)を用意しました。 Lサイズのみ、レザー調表紙2カラー(ブラック、ブラウン)もあります。コットン100%の布クロス表紙は、布のカラーはもちろん、箔押ししたロゴカラーとの組み合わせにもこだわりました。お子さんに好きな色を選んでもらったり、年度ごとに色を変えたりと、表紙カラーを選ぶことでも楽しんでもらえれば嬉しいです。レザー調表紙は、クロスの手ざわりはもちろん、まわりにほどこしたステッチ加工で高級感を出すようにしました。また表紙購入時には専用のボックスに入れてお届けするので保管にも便利ですし、結婚や出産のプレゼントに「フエルフォトブック」を贈るのも素敵ですね。
― 「フエルフォトブック」フォトシートのこだわりは?
これまでのフォトブックサービスは、印刷したフォトシートをビスで綴じるための「ヒンジ部分」を取りつける技術がなく、製本した「ブックタイプ」のものが主流でした。今回、ビス式の「フエルフォトブック」をリリースするにあたり、一番難しかったのが、この「ヒンジ部分」を取り付けたフォトシートの開発でした。取り付けのための接着テープも、シートができるだけフラットに開くように極力薄く、また長期の保存にも耐えれるよう、粘着力が強く耐久性の高いものを使用するようにしました。また、フォトシートとヒンジ部分を接着することができる機械を独自開発し、何度も試作を重ねました。既存の「フエルアルバム」と同じように「フエルフォトブック」を使ってもらいたい、フォトブックサービスの可能性を広げることで、普段「フエルアルバム」を使っている人にも、アルバムづくりの選択肢の一つとして「フォトブックサービス」を活用してもらいたい、という想いから、フォトシートの開発にはかなりの時間を費やしましたが、何とか実現することができました。
― フォトシートだけを購入することもできるのでしょうか?
もちろんです! フォトシートは5シート(デミサイズは6シート)から注文可能で、枚数に応じてツギビスが付属します。実は今回、このツギビスにもこだわりました。既存の「フエルアルバム」のツギビスは、長さが2種類しかなかったんです。しかし、「少しずつタイムリーにフォトシートを追加したい」という声に応えて、5枚単位でフォトシートを追加できるようにしたところ、既存のツギビスのサイズだけでは長さが足りなかったり、余ってしまったりという問題が出てきました。そこで、追加するフォトシートの枚数に応じた長さのツギビスを1mm単位で用意することにしたんです。アルバムは永く、大切に残していくものですから、使いやすさにはかなり気を遣いました。
― ズバリ、「フエルフォトブック」はどんな方にオススメですか?
やはり一番は「アルバムを自由にこだわってつくりたい方」ですね。特に、忙しくてあまり時間はかけられないけど、色々こだわりたいという方には、写真をプリントしたり、装飾用の素材を切ったり貼ったりする時間を省いて、パソコンで一括操作ができる「フエルフォトブック」がぴったりなんじゃないでしょうか。ほかにも、写真以外の思い出も一緒に残したい方や、お子さまの成長記録を残したい方、出産や結婚、長寿のお祝いなど、大切な節目の思い出を残したい方。記念日のアルバムを贈り物にしたいという方にもオススメです。そして、既存の「フエルアルバム」を使っている方にも、ぜひ使っていただきたいですね。「フエルアルバム」と「フォトブックサービス」の融合こそが、今回のリニューアルの一番の目的でしたから。
「FUERU」フォトブックサービスのリニューアルをはじめ、アルバムをもっと楽しく便利に活用するためのオプション商品や、 ネットショップ限定商品などの企画を担当。 「1冊のアルバムにすべての思い出を収納できるように」と、ワンポケット台紙など、新たなオプション商品やサービスの開発に取り組む。